ホットスタンプの技術でイメージアップ
ホットスタンプは、箔と呼ばれる薄いフィルムを対象物に熱転写させる手法です。
金や銀などのメタリック箔が広く知られていますが、最近ではホログラム箔やコールド箔なども人気を集めています。
一般の印刷とは違って素材に対して金属光沢を表現でき、幅広い用途に使えます。
メタリック箔には様々な層があり、着色層は色を表現します。
着色層に黄色のコーティングを施し、第3工程の蒸着層をシルバーメタリックにするとゴールドの色を表現できます。
蒸着層の下に塗布する接着剤は、表面加工の状態によって選択します。
接着剤の持っている性質に適した圧力と温度を選ぶために、接着剤の種類によって使用する際の温度と圧力を変えます。
ホットスタンプは、幅広い分野で活用されている方法です。
カタニ産業株式会社は、金箔や貴金属箔に加えて様々な熱転写箔でも知られています。
ハーフミラー箔は真空蒸着技術を使っている製品で、美しい光沢を得られバックライトなどの光も透過します。
多色印刷転写箔は、ベースフィルムの絵柄を容器に転写します。
製品に加熱したシリコンロールで圧力を加え、アップダウン方式やロール式などの方法で転写して仕上げます。
用途に合わせて方法を選択すれば、幅広い形状の容器に対応できます。
欧米で高い人気を誇るコールド箔は多様な印刷方法に対応し、圧力や熱に弱いフィルム素材にも加工を施せます。
多彩な色のグラデーションも可能で、日本でも注目されています。