毎秒約2万回の衝撃を発する超音波分散機

音波は波形の特徴を持ち、音を聞いたりできるのはそれにより生み出される空気の振動が伝わり、耳で聞くことができるからです。

もっとも超音波はこの超高周波領域状況にあることで、そのレベルになると人間が聞こえることはできず、ミクロの単位での衝撃の話になります。

超音波分散機は、この超音波を作り出すマシンのことで、それを作り出し照射させることで溶液の混ぜ合わせをしっかり行うことが可能です。

毎秒約2万回の衝撃を作り出すことができ、それを溶液に照射を行うことで粒子の衝突を促し、均一化を果たすことができるようになります。

もともと混ぜ合わすことができない理由は、溶液内の異なる物質の粒子同士の大きさが全く合っていないからにあります。

超音波分散機を用いることで、今までは無理であった化学薬品を粒子レベルで混ぜ合わせを可能とすることができ、それによって新しい製品を生み出すことができるようになっています。

もちろん不純物が存在しない均一化が実現できれば、より純度も高くなることでメリットも多くなります。

従来よりも品質が良くなり、製造過程での不良品の発生を抑制できる効果も実現できます。

なおこの企業で開発された超音波分散機は、メディアレス分散を実現し、またバッチ処理・連続処理を行うことも可能です。

他にもアドバンスドフルオートチューニング制御ができ、大画面のバックライト付きディスプレイを採用していることで、タイマーや温度リミットの管理まで楽に行うことができます。